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ラトゥナプラ

宝石の産地として、スリランカは古来から世界に知れわたっていた。紀元前10世紀、ソロモン王はシバの女王にスリランカ産のルビーを贈って心を射止めたとされるし、アラビアン・ナイトの物語では、シンドバッドがここラトゥナプラを訪ねたという話が出てくる。13世紀、中国からの帰りにこの国に寄ったマルコ・ポーロも東方見聞録の中で、セイロン島の宝石がどんなにすばらしく、貴重なものであるかを記している。現代でもチャールズ皇太子が故ダイアナ妃に贈り、長男ウィリアム王子がキャサリン妃に贈った婚約指輪の、スリランカ産ブルーサファイアが有名だ。スリランカの歴史そのものであるかのような宝石。それらをたどっていった先に、ここ宝石の町ラトゥナプラがある。

宝石採掘の様子

スリランカ 宝石